夏期講習期間中に実施した特別企画「わくわく科学実験教室〜オリジナルスライムを作ろう〜」では、学習意欲の向上と理科への興味を高めることを目的に、身近な材料を使った"スライムづくり"に挑戦しました。
定番の実験を通して、子どもたちが楽しみながら科学の面白さに触れ、自然と探求心を育むことを目指します。
実験当日は夏期講習で学習に取り組む生徒さんが参加し、スライムの材料となる洗濯のりやホウ砂・絵の具などを前に目を輝かせ、どんなスライムができるのか期待に胸を膨らませていました。
ホウ砂水溶液を少しずつ加えて混ぜる工程では、ドロドロだった液体が、かき混ぜるたびにみるみる固まり、スライムへと変化していく様子に歓声が上がります。
最初は手につくのを少しためらっていた子も、最後には夢中になってスライムをこねながら楽しんでいました。
今回のスライム作りを通して、楽しみながら身のまわりの現象に対する興味や関心を深めるとともに、さまざまな科学的な知識や体験を得ることができました。
物質の変化(化学変化)を体験する機会として、今回は洗濯のりの主成分である「ポリビニルアルコール」とホウ砂が反応し、液体から固体(ゲル)へと変化する様子を間近で観察しました。
座学ではなかなか実感しにくい化学反応の不思議やおもしろさを、体感として理解できる貴重な経験です。
材料の量や混ぜ方によってスライムの固さや感触が変化することを実際に体験する中で、「どうしてこうなるの?」「もっとこうしたらどうなるかな?」といった探求心が芽生え、うまくいかなかったときには「どうすればうまくいくかな?」と考える姿も見られ、問題解決力を育むきっかけにもなったようです。
参加した皆さんからは「スライムが手作りできるなんて知らなかった」、「いろんな色のスライムが作れて楽しかった」、「なんで固まるのかが分かって面白かった」といった声が聞かれ、楽しみながら科学に触れる貴重な機会となったようです。
夏期講習中の良い気分転換にもなり、学びへの意欲をさらに高めるきっかけになりました。
今後も、座学だけでなく、体験を通じて学べる機会を大切にしながら、子どもたちの知的好奇心を育み、学びへの意欲を高める取り組みを続けてまいります。
次回の企画にも、是非ご期待ください。
習学ゼミ平和町教室
[小学部・中学部]
TEL.0182-38-8222