8/3(日)中学1・2年生を対象に実施した「統一模試」では、夏休み中にもかかわらず、多くの生徒さんが真剣な表情で試験に臨みました。
なぜ中学1・2年生のうちに全国模試を受ける必要があるのでしょうか?
「模試を受けるのはもっと先でもいいんじゃない?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はこの時期から全国模試に挑戦することには、大きな意味があります。
運動部の活動に例えるなら、全国模試は「練習試合」のようなものです。
普段の学校のテストは基礎練習にあたりますが、全国模試は初めての相手と戦う練習試合の役割を果たします。
・「今」の自分の実力を客観的に知ることができる
練習試合と同じように、普段の練習(学校の授業やテスト)の成果がどこまで通用するのか、自分の得意な部分や苦手な部分を客観的に把握できます。
学校の定期テストは習った範囲からのみ出題されますが、全国模試はこれまでに学習した幅広い範囲から出題されるため、自分の得意・苦手な分野をより正確に知ることができます。
・全国レベルでの自分の立ち位置を知る
全国模試は、その名の通り全国の多くの同級生が受験します。
自分が全国の中でどのあたりのレベルにいるのかを知ることは、まるで全国大会を目指すチームの中で自分のポジションを確認するようなものです。
この経験は、今後の学習に対するモチベーションアップにもつながります。
・弱点克服のチャンス
練習試合でミスしたプレーや、通用しなかった部分をそのままにしないのと同じように、模試の結果からは正答率や分野ごとの成績が詳しくわかります。点数が低かった分野や間違えた問題は、まさに「伸びしろ」と言えます。今のうちに弱点を見つけて夏休み中にしっかり復習することで、休み明けの学習に大きな弾みをつけることができます。
・本番の雰囲気に慣れる
高校受験では、初めての場所で多くの受験生とともに試験を受けることになります。早い段階から模試の雰囲気を経験しておくことは、練習試合で会場の空気や対戦相手に慣れることと同じ意味があります。そのため、本番での緊張を和らげ、自分の実力を最大限に発揮しやすくなります。
・その場で解決、解説授業も実施
問題を解いた直後の記憶が新しいうちに復習することで、理解が格段に深まります。なぜ間違えたのか、どうすれば解けたのかをその場で確認できるため、効率よく知識を定着させることが可能です。
これは、試合直後に監督から具体的なアドバイスをもらうのと同じで、すぐに課題を見つけて次につなげることができます。
解説授業で皆さんの理解を深め、今後の学習に活かしていきます。
受験された皆さん、お疲れさまでした。
今回の模試が、自分の学力を見つめ直し、今後の学習計画を立てる良いきっかけとなれば幸いです。
結果を一緒にしっかり分析し、次のステップへとつなげていきましょう。
これからも一人ひとりの目標達成を全力でサポートしてまいります。
習学ゼミ平和町教室
[小学部・中学部]
TEL.0182-38-8222